お口ぽかん(口唇閉鎖不全症)|宮原おとなこども歯科・矯正歯科|さいたま市北区宮原の専門医のいる歯医者・小児歯科

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お口ぽかん(口唇閉鎖不全症)

お口ぽかん(口唇閉鎖不全症)|宮原おとなこども歯科・矯正歯科|さいたま市北区宮原の専門医のいる歯医者・小児歯科

お口ぽかん(口唇閉鎖不全)

日常生活の中で、お子様やご自身の口がいつも少しだけ開いていることに気づいたことはありませんか?
テレビを見ているとき、スマホを操作しているとき、あるいは集中して勉強や仕事をしているとき。無意識のうちに「ぽかん」と口が開いてしまう状態は、単なる「癖(くせ)」ではありません。
これは医学的に「口唇閉鎖不全症」と呼ばれる一種の疾患(お口の機能の未発達や低下)であり、近年、成長期のお子様の多くに見られる現代病とも言われています。
「お口ぽかん」を放置すると、単に見ための問題だけでなく、歯並びの悪化、虫歯・歯周病リスクの増大、さらには全身の健康や発育への悪影響など、ドミノ倒しのように様々なトラブルを引き起こす原因になります。
宮原駅西口・駅前の、「宮原おとなこども歯科・矯正歯科」では、お子様から大人の方まで、この「お口ぽかん」の根本的な原因を追究し、健やかな未来のための「お口の機能トレーニング」と「専門的な矯正治療」を提供しています。

お口ぽかん(口唇閉鎖不全症)とは?

「お口ぽかん」とは、文字通り日常的に唇が閉じずに開いたままになっている状態を指します。健康なお口は、リラックスしているときでも唇が自然に閉じ、呼吸は「鼻」で行われています(鼻呼吸)。しかし、何らかの理由でお口が閉じられないと、必然的に「口呼吸」になってしまいます。

お子様の「口腔機能発達不全症」

お子様の「口腔機能発達不全症」

お子様の場合、お口のまわりの筋肉や、食べる・話す・呼吸するといった機能が正常に育っていない状態を「口腔機能発達不全症」と呼びます。現代のお子様は、柔らかい食べ物が増えたことや、生活習慣の変化により、お口の筋肉が十分に育ちにくい環境にあります。

大人の「口腔機能低下症」

大人の「口腔機能低下症」

大人の方の場合、加齢や噛み合わせの悪化に伴って、お口のまわりの筋肉(口輪筋など)が衰えることで、気づかないうちに「お口ぽかん」になっているケースが増えています。これは「口腔機能低下症」の初期サインである可能性があり、老け顔の原因や、将来の誤嚥のリスクにもつながるため注意が必要です。

なぜ口が開いてしまうのか?4つの主な原因

なぜ口が開いてしまうのか?4つの主な原因

お口がぽかんと開いてしまう背景には、主に「筋肉」「鼻」「骨格」「習癖」の4つの要因が複雑に絡み合っています。

① お口のまわりの筋力不足

唇を閉じるために働く筋肉を「口輪筋」といいます。この筋肉の緊張度が低い(締まりがない)と、意識していないときに重力で下顎が下がり、口が開いてしまいます。また、舌の筋肉が弱く、舌が正しい位置に収まっていないことも関係しています。

② 慢性的な鼻詰まり・鼻疾患
(口呼吸になっている)

アレルギー性鼻炎、花粉症、蓄膿症(副副腔炎)、または喉の奥にある扁桃やアデノイド(咽頭扁桃)の肥大があると、鼻の空気の通り道が狭くなります。鼻で息が苦しいため、酸素を確保するためにやむを得ず口で呼吸するようになり、それが習慣化してお口が開きっぱなしになります。

③ 歯並びや骨格的な問題

骨格的に上あごが前に出ている「出っ歯(上顎前突)」や、奥歯は噛み合っているのに前歯が閉じない「開咬」の場合、物理的に唇を閉じることが難しくなります。無理に閉じようとすると、下あごの先(オトガイ部)に「梅干しのようなシワ」ができるのが特徴です。

④ 幼少期からの生活習慣や癖

長期間の指しゃぶり爪噛みおしゃぶりの長期使用、あるいは食事の際によく噛まずに飲み込む癖(異常嚥下癖)などは、歯並びやお口の筋肉の発達を阻害し、お口ぽかんを引き起こす引き金になります。

見過ごすと危険!お口ぽかんがもたらす8つのリスク

お口ぽかんがもたらす8つのリスク

「ただ口が開いているだけ」と放置してしまうと、お口の中だけでなく全身の健康、さらにはお子様の成長や学力にまで深刻な悪影響を及ぼすことがあります。

【リスク1】虫歯・歯周病·口臭の悪化

お口が開いていると、お口の中が常に乾燥します。唾液には、お口の中の細菌を洗い流す「自浄作用」や、細菌の繁殖を抑える「抗菌作用」、溶けかけた歯を修復する「再石灰化作用」があります。お口が乾いて唾液が干からびると、虫歯菌や歯周病菌が爆発的に増殖し、結果口臭もきつくなります。

【リスク2】歯並びの乱れ・顔立ちの変化

歯並びは、内側からの「舌の押し出す力」と、外側からの「唇や頬の抑える力」のバランスが保たれた場所に自然と並ぶようになっています。お口ぽかんの状態では、外側からの唇の圧力がゼロになるため、前歯がどんどん前方に押し出されて、出っ歯になっていきます。また、常に下あごが下がっているため、顔が縦に長く伸びたような締まりのない顔立ち(アデノイド顔貌)に変形していくリスクがあります。

【リスク3】風邪やアレルギー、感染症にかかりやすくなる

鼻は「高性能な空気清浄機」です。鼻呼吸をしていれば、鼻毛や粘膜が空気中のウイルス、細菌、花粉、ほこりをキャッチし、加湿・加温された綺麗な空気が肺に送られます。しかし口呼吸では、冷たく汚れた乾燥した空気がダイレクトに喉を直撃するため、扁桃リンパ組織が炎症を起こしやすく、風邪やインフルエンザ、アレルギー疾患にかかりやすくなります。

【リスク4】睡眠の質の低下

口呼吸の人は、就寝時に舌が喉の奥に落ち込みやすくなります(舌根沈下)。これにより気道が狭くなり、いびきをかいたり、一時的に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」を引き起こしたりします。結果、脳が酸欠状態になるため、眠りが浅くなります。

【リスク5】集中力低下・学力への影響

睡眠の質が悪くなると、日中に強い眠気や倦怠感に襲われます。お子様の場合、学校の授業中に集中力が続かない、イライラしやすい、落ち着きがないといった症状として現れることがあり、一見するとADHD(注意欠如・多動症)と見間違われるケースもあります。しかし実は「口呼吸による慢性的な酸欠」が原因だったということも少なくありません。

【リスク6】姿勢の悪化

口で息を吸いやすくするために、無意識のうちに頭を前に突き出し、顎を上げる姿勢をとるようになります。これが習慣化すると、首や背骨が歪み、猫背(ストレートネック)の原因になります。姿勢の悪さは、さらに呼吸を浅くするという悪循環を生みます。

【リスク7】消化不良・肥満や胃腸への負担

お口ぽかんの人は、食べる時にも口が開きがちです。クチャクチャと音を立てて食べる「クチャラー」になりやすいだけでなく、食べ物と一緒に大量の空気を飲み込んでしまうため、お腹が張りやすく、ガスが溜まりやすくなります。また、よく噛めないために丸呑みになり、胃腸に負担をかけます。

【リスク8】「たるみ・老け顔」の進行

大人のお口ぽかんは、口元の筋肉(口輪筋や表情筋)の極端な衰えを意味します。これにより、口角が下がる、ほうれい線が深くなる、二重あごになる、フェイスラインがたるむなど、実年齢よりも老けて見える原因になります。

治療方法

治療方法

宮原おとなこども歯科・矯正歯科では、単に「口を閉じなさい」と注意するのではなく、なぜ閉じられないのかという原因を探求し、その方に最適な治療プランをご提案します。

診療の流れ

1

検査
(姿勢・お口の筋力・呼吸状態の確認)

2

原因の特定
(耳鼻科疾患の有無、歯並び、筋力低下)

3

アプローチの決定
(筋機能療法 MFT / 予防矯正 / 小児矯正 /成人矯正)

治療方法

① お口の筋機能療法(MFT:Myofunctional Therapy)

お口の筋機能療法(MFT:Myofunctional Therapy)

お口のまわりの筋肉(唇、頬、舌など)のバランスを整え、正しく機能させるためのお口のトレーニングです。専任の歯科衛生士が、お子様の成長段階や大人の方のライフスタイルに合わせて、楽しく継続できるプログラムを指導します。筋肉が正しく使えるようになると、少しずつ自然とお口が閉じれるようになります。

② 予防矯正(プレオルソを使ったマウスピース治療)

予防矯正(プレオルソを使ったマウスピース治療)

成長期のお子様(主に5歳〜10歳頃)には、夜間と日中の数時間だけ装着する取り外し式の「機能的マウスピース装置」を用いた矯正をおすすめしています。これは、歯をワイヤーで強制的に動かすのではなく、装置の力を借りて「正しい舌の位置」「正しい飲み込み方」「鼻呼吸」を身につけさせ、結果として顎の正常な発育を促し、歯並びをきれいに整える治療法です。お口ぽかんの根本解決に非常に高い効果を発揮します。

③ 矯正治療

矯正治療

骨格や歯並びが原因で物理的に口が閉じられない場合は、本格的な矯正治療を行います。歯並びを整えることで、無理なく唇を閉じることができるようになります。

④ 医療連携

アレルギー性鼻炎やアデノイド肥大など、構造的な鼻の病気がある場合は、歯科だけの治療では口呼吸は治りません。耳鼻咽喉科に紹介し、まずは原因となっている鼻の治療から行っていきます。

お口のトレーニング

歯科医院での治療と並行して、ご自宅でご家族と一緒に取り組める簡単なトレーニングをご紹介します。毎日コツコツ続けることが、お口の筋肉を鍛える近道です。

あいうべ体操

① あいうべ体操

口呼吸を鼻呼吸に変える有名な体操です。口をできるだけ大きく動かすのがポイントです。

  • 「あー」:口を大きく縦に開ける
  • 「いー」:口を大きく横に広げる(前歯が見えるくらい)
  • 「うー」:唇を強く前に突き出す
  • 「べー」:舌を顎の先に向かって思い切り下に伸ばす

※1回4秒かけて、1日30回(10回×3セットなど)を目安に行います。声は出さなくても効果があります。

ガムトレーニング

② ガムトレーニング

虫歯のリスクが無いガム(キシリトール100%)を使い、舌の筋力を鍛えます。

  • ガムをよく噛んだあと、舌の上で丸めます。
  • 丸めたガムを、上あごのスポット(上の前歯のすぐ後ろにある膨らみ)に舌で押し付けます。
  • 舌全体を使って、ガムを上あごに薄く広く貼り付けます。

※これを繰り返すことで、舌の筋力がつき、リラックスしている時も舌が上あごにピタッと吸い付く正しい位置(スポット)に収まるようになります。

マウステープの活用

③ マウステープの活用

就寝中にお口が開いてしまうお子様や大人の方には、就寝前に唇に貼る専用の「マウステープ(口閉じテープ)」が有効です。強制的に鼻呼吸の環境を作ることで、朝起きた時の喉のカラカラ感や口臭が劇的に改善します。
※鼻が完全に詰まっている場合は窒息の危険があるため、使用を控え、まずは耳鼻科を受診してください。

お口ぽかんの治療を始める前にやるべき事

お口ぽかんの治療を始める前にやるべき事

お子様の「お口ぽかん(口呼吸)」や口腔機能の改善治療(MFT:口腔筋機能療法など)を進めるにあたり、当院ではまず「口腔内環境の改善」を最優先に考えています。
お口の筋肉を鍛えたり、正しい呼吸を身に付けたりする前に、まずは歯ぐきの炎症(歯肉炎)を抑えるための歯磨き指導やクリーニング、そして虫歯の治療をしっかりと完了させることが非常に大切です。

なぜ、お口ぽかんの治療前に口腔内を改善する治療が必要なのか?

なぜ、お口ぽかんの治療前に口腔内を改善する治療が必要なのか?

装置やトレーニングの効果を最大限に高めるため

お口ぽかんの治療では、お口の周りの筋肉を動かすトレーニングを行ったり、お口の中に装置を入れたりすることがあります。もしお口の中に虫歯による痛みがあったり、歯ぐきが腫れて血が出やすい状態のままだと、痛みが気になってトレーニングに集中できなかったり、装置を正しく装着できなくなったりします。まずは痛みのない、健康な状態に整えることが治療への第一歩です。

装置による虫歯・歯肉炎の悪化を防ぐため

治療用の装置をお口の中に長期間装着する場合、どうしても装置の周りに食べかすやプラーク(歯垢)が溜まりやすくなります。お口の衛生状態が悪いまま治療をスタートしてしまうと、元々あった歯肉炎や虫歯が急速に悪化してしまうリスクが高まります。

お口があいていると元々虫歯や歯肉炎のリスクが高いため

お口ぽかん(口呼吸)のお子様は、お口の中が乾燥しやすいため、細菌が繁殖しやすく、歯肉炎や虫歯のリスクが通常よりも高い状態にあります。専門的なクリーニングでお口の中を一度きれいにリセットし、歯科衛生士による正しい歯磨き指導を通じて「自分でしっかり磨ける習慣」を身に付けることが、今後のすべての治療の基盤となります。

治療のステップ

1

口腔内の診査と診断

まずは虫歯や歯肉炎の状態を詳しくチェックします。

2

歯磨き指導とクリーニング

染め出しをおこなって、磨けていない部分を親子さん両方に確認してもらい、
そこへの磨き方指導と一緒に、クリーニング(歯石除去など)を行い、
口腔内を綺麗な状態に改善していきます。

3

虫歯の治療

虫歯がある場合は虫歯の治療を行っていきます。

4

口腔内の最終確認とフッ素塗布

口腔内の状態が改善したか最終確認を行い、問題が無ければフッ素塗布を行います。

5

お口ぽかん(口腔機能)の治療スタート

お口の中が清潔で健康な状態になってから、本格的な機能訓練や装置による治療へと進みます。

6

定期検診の継続

お口ぽかんの治療を行いながら、並行して、口腔内の環境維持のための「定期検診」を3か月に1回行います。

健康で清潔な「お口の土台」があってこそ、お口ぽかんの治療はスムーズに進み、より高い効果が期待できます。お子様が負担なく、安心して治療に取り組めるよう、まずは丁寧な口腔ケアから始めていきましょう。
そして、お口ぽかんの治療と並行して、定期的なメンテナンスを続けていくことが、最も大切です。

「お口ぽかん」しっかり治しましょう

「お口ぽかん」しっかり治しましょう

「お口ぽかん」は、一見すると少し気が抜けたような、可愛らしい仕草に見えるかもしれません。しかし、お口の専門家から見ると、それは「将来の健康や歯並びの崩壊を予兆する、身体からの小さなサイン」なのです。
お子様の場合、顎の骨が柔らかく、成長発育のエネルギーを利用できる「今」だからこそ、劇的に、かつ負担を少なく改善できるチャンスがあります。
大人の方の場合も、「もう遅い」ということは決してありません。お口の筋肉を鍛え直し、噛み合わせを整えることで、何歳からでも健康的な鼻呼吸と、引き締まった美しい口元を取り戻すことができます。

  • 「うちの子、いつも口が開いているな…」
  • 「朝起きると、いつも喉が痛いな、口が乾いてるな…」
  • 「歯並びが悪くなってきて、口が閉じにくいな…」

どんなに小さな疑問や不安でも構いません。さいたま市北区宮原町の皆様の「お口のパーソナル・トレーナー」として、宮原おとなこども歯科・矯正歯科が全力でサポートいたします。まずは一度、お気軽にお口の健康チェックにいらしてください。

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