痛みがあまり無い
C0ごく初期の虫歯
症状
虫歯になっているものの、今のところ治療の必要がない要観察歯となります。
虫歯菌が放出する酸によってエナメル質が溶かされ始めている段階で、歯の表面が白く濁って見えますが、まだ穴は空いておらず、痛みなどの自覚症状もありません。
治療方法
適切なブラッシングやフッ素塗布により、歯の再石灰化を促すことで治癒します。
C1小さな穴が空いた虫歯
症状
エナメル質(歯の表層部)が酸によって溶かされ、小さな穴が空いた状態です。冷たいものを飲食した際に「しみる」などの自覚症状が現れますが、痛みはまだないため、ご自身で虫歯かどうかの判断がつきにくい状態です。
この段階では、歯を削らずに治すことができたり、削る場合でも麻酔を使わずに削る量を最小限に抑えて治療ができたりします。このC1の段階で早期に治療を受けることが理想です。
治療方法
虫歯の部分を最小限に削り、白い歯科用プラスチック(レジン)などを詰め、表面をなめらかに整えます。
コンポジットレジン
見た目が白く、銀歯などに比べ目立ちにくい。治療期間が短く済む。費用も比較的安価。経年劣化(強度・変色)がありますので、何年かに一回は再び治療を行います。