インプラント
インプラント
院長は、東京医科歯科大学の口腔インプラント科で長年研鑽を積み、大学病院の専門外来で難しい骨移植や、多数歯欠損のインプラントを含めて、様々な難症例を手掛けてきました。現在も、東京医科歯科大学の口腔インプラント科の非常勤講師を務め、後進の育成に携わっています。
ストローマングループは、本社をスイスのバーゼルに置く、インプラント研究・開発を行うグローバルブランドです。世界70か国以上で使用されているインプラントメーカーであり、これまで1400万本以上が治療に使用され、世界のインプラント市場でトップクラスのシェアを誇ります。その理由は、研究開発に莫大な予算を投下し安心安全なインプラント治療を可能にし、その結果高い臨床成績を誇っているからです。ストローマン製品の高い品質と信頼性は、長期治療成績によっても裏付けられており、世界で信頼されるインプラントブランドです。
インプラント・シミュレーションとは、歯科用CTで撮影した立体画像を元に、インプラント治療専用のコンピュータシミュレーションシステムにて、インプラントの手術計画を構築するものです。このシステムを使用することによって、歯科医師は手術前に患者様のお口の状態に合わせた手術を詳しくイメージすることができるため、より安全・正確な手術を提供することができます。
歯を失ってしまった時に歯を補うための治療方法の一つで、歯を抜いた後のあごの骨の中に、体になじみやすい材料(チタン)の人工歯根を埋め込み、それを土台にして人工歯を取り付ける治療法です。
欠損部分のみリカバリーできるので周りの歯に負担を一切掛けることなく治療が可能です。また欠損部分がインプラントに置換され咬合負担領域が増えるため、現在残っている御自分の歯への負担を軽減できます。
ブリッジや入れ歯のように周囲の歯を削る必要がありません。ご自分の歯を削ってしまうと、その歯の寿命が縮まってしまいます。
人工の歯が顎の骨の中に埋まっているインプラントに固定されるため、入れ歯のように歯が動いたりすることがなく、自分の歯に近い感覚で、咬むことができます。
インプラント |
ブリッジ |
入れ歯 |
|
---|---|---|---|
自分の歯への影響 | ○ なし |
× 隣の健康な歯を削る必要がある |
× バネをかける歯への負担がある |
機能性 | ○ 天然歯とほぼ同等 |
○ 天然歯とほぼ同等 |
× 咀嚼能力が低下する |
隣の歯の寿命 | ○ 影響なし |
× 削って被せ物を作るので、削る・負担を強いる・二次う蝕になるリスクがある |
△ 少しだけ削ってバネを掛けるので、少しの削る・負担のデメリットがある |
審美性 | ○ 天然歯とほぼ同等 |
△ ブリッジの金属部分が目立つ |
× 入れ歯のバネ部分が目立つ |
違和感 | ○ なし |
○ なし |
× 異物感が強い |
治療条件 | △ 持病・歯周病がある場合は注意が必要 |
△ ブリッジを支える歯がしっかりしている必要がある |
○ なし |
治療期間 | × 長い |
○ 短期間 |
○ 短期間 |
費用 | × 高い |
△ 保険適用(中程度) |
○ 保険適用(比較的安価) |
インプラントは虫歯や根の病気にはなりませんが、歯周病には罹患する可能性があります。そのため、まずはインプラントを埋め込む手術が出来る口腔内環境を整える必要があります。歯周病治療や虫歯治療をしっかりと行うことで、インプラントが長持ちする環境を整えてあげることが重要です。
インプラント治療をご希望の場合は、歯や骨の状態を詳しく知るために、まずは精密検査を行います。失われた歯の本数・位置を確認するほか、レントゲンや歯科用CTを用いてインプラントを支える骨が十分あるのかどうかを確認します。精密検査の結果を見ながらインプラントの治療計画を立案し、費用・期間などをお話しさせて頂きます。
精密検査時に、骨の量が不足しており、骨移植の治療が必要と判断された場合、このタイミングで骨移植の治療を行うケースもあります。
インプラント手術は通常2回行われます。1回目はインプラント体となる歯根部分を埋め込む手術です。歯肉を切開し、骨を削り、インプラントを埋め込みます。
一次手術が完了したら、インプラント体が周囲の骨と結合するのを待ちます。
これにはおよそ3〜6ヶ月ほど期間がかかり、その期間を待った後、インプラント上部のキャップの交換を行う二次手術を行います。手術という名が付いていますが、一次手術に比較すると侵襲はかなり少なくなります。
傷口が治った段階で仮歯の作成のための手順に入り、まずは仮歯を作製しご使用して頂きます。仮歯を使う理由は、仮歯は調整が可能ですが、本歯は大きな調整が出来ませんので、まずは仮歯で機能性や審美性をしっかりと確認したうえで、本歯に移行します。
仮歯で問題がなければ、それに似した形で本歯を作製させて頂きます。それにより、よりクオリティの高い上部構造を御提供できます。
インプラントを長く安全に使用して頂くためには、定期的なメンテナンスが必須です。治療が完了しても、しばらくは短いスパンで通院して頂き、その後も3ヶ月に1度のペースで定期検診を受診して頂き、インプラントや天然歯をしっかりと守っていくことが重要です。
手術後の腫れや痛み・出血を伴います。(一時的なもので、2~3日目がピークで、その後緩やかに軽快し、2-3週で治まります。)
骨を増やす骨造成治療をした場合は6ヶ月間程度の治癒期間が必要です。
免疫力や抵抗力が低下している方、歯周病の発生リスクの高いとされる糖尿病の方、口腔内の衛生状態の悪い方や、あごの骨が足りない方、喫煙者の方は、インプラント治療がすぐにできないことがあります。
当院では静脈内鎮静法という、半分眠ったかの様な状態(意識はあります)で血圧、脈拍を測りながらリラックスして手術を行うことができるオプションも御用意しております。提携している麻酔専門医がおりますので安心してお気軽にご相談ください。
基本的にはどなたでもできます。
ただし、土台となる顎の骨がやせて量の少ない方は、底上げのために骨を加える治療が必要になる場合があります。
また全身のご病気のある方、喫煙者の方、妊娠中の方、他の歯科治療が必要な方などは、相談の上進めさせて頂きます。
麻酔下の治療ですので、基本的には治療中の痛みはありません。
治療後に多少の痛みが出る場合がありますのが、処方いたします飲み薬で抑えることができる程度のものです。
ご自身の歯とほぼ同等と考えて頂いてかまいません。部分入れ歯やブリッジに比べると天然の歯に最も近い噛み心地があります。ふだんの歯磨きも天然の歯と同様にして頂けます。
患者様の骨の状態によって治療期間が変わります。
インプラント治療に関して、まだまだ分からないことがあるという患者様も多くいらっしゃると思います。まずはお話しを聞かせて頂ければ幸いです。
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