
口腔機能発達不全症
口腔機能発達不全症
お口の二大機能『食べる機能』『話す機能』の発達は、生まれたときから始まっています。
しかし、18歳未満の子どもで生まれつきの障害が無いにも関わらず「食べる」「話す」などのお口の機能が十分に発達していない状態を口腔機能発達不全症と言います。
最近の調査では、10代の半分近くが口腔機能発達不全症の疑いのある症状を経験しているという結果が出ています。
各成長のステージ(出生~12か月、12~18か月、18か月~3歳ごろ、3歳以降~6歳ごろ、6歳~12歳以降、18歳未満)において、口腔機能の発達が遅れていたり、誤った機能の獲得があれば、その修正や回復を早い段階で行うことがとても重要になります。
器質的な異常や疾病によるものだけではなく、器質的に異常は無いが機能の獲得が遅れている状態を見極め、正しい成長に導くために評価し、対処することが最も重要です。
食べ物の硬さや形状、大きさを変えてみる
初期 | 食べ物を歯ぐきですりつぶせる軟らかさにして、形状も小さくする |
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中期 | 食べ物を軟らかめにして、形状も一口サイズの大きさにする |
後期 | 乳歯の生え具合や噛み合わせを見て、食べ物の形状や硬さ・大きさを食べやすいように調整する |
初期 | 一口量を口に入れて、よく噛んで食べるように声かけをしてお手本を見せる |
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中期 | 食べ物を口に詰め込まないようにさせ、よく噛めない場合は食べ物を軟らかめにする |
後期 | 乳歯の生え具合や噛み合わせを見て、食べ物の硬さや大きさを食べやすくする |
唇をしっかり閉じるトレーニング、発音と口の機能のトレーニングを行う
舌の裏側のひだ(舌小帯)が短いことが原因なら、舌小帯を切開する
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